最近、とある事情でかなりクリニックの仕事が忙しくなってました。
その前には私が体調を崩し(風邪だったようなのですが)、クリニックがバタバタしていたのは確かなのです。
ただ、私の信念としては、患者さんの前では、絶対疲れた顔を見せたくないという想いがあります。
これは、かつて、私が外科にいた頃に、師匠に言われたことが今でも教訓として残っています。
「おまえらな、そら、緊急手術やら、当直やらで疲れてるやろ?それは、わかるねん。しやけどな、絶対、患者さんの前では疲れた~みたいな顔見せるな!!」
考えてみれば、医師として当たり前のことです。
現在のクリニックに勤務してからも、それは、私の根っことして、残っています。
どんだけ疲れていても、患者さんの前では、仏のごん爺でありたい。
その独自のイメージ、「気」の作り方も創意工夫しています。
しかし、、、、、
お互い信頼関係を築いて、ラポールを確率した患者さん、すなわちある程度、「気」の波長が似ているのか、はたまた共有されているのか、、、
今日、とある女性患者さんの診察の時の出来事。
前回、彼女は不調で、内服薬の変更の相談をしたり、ストレスの原因になっていることを話合ったりしていました。
今日の診察では、彼女は元気を取り戻しており、私もほっと一安心という感じでした。
しばらく、この治療方針で行こうと話合い、診察を終える直前に、彼女がにっこりと一言。
「あ、先生、体調取り戻されたみたいですね。こないだの診察の時、なぜだか先生、調子が悪そうにみえて心配していたんです。」
見抜かれてますが、私、、、(滝汗)
まだまだ修行が足りませんな。
だけど、精神科の治療って、時に、合気道みたいに、「気」のやりとりがあったり、こういう現象が起こると思っています。
何より、人と人が本音で語り合える場所でありたい。そういう意味では、私に取って、癒された一言でありましたし、これからの私のあり方を考えさせられる一言でもありました。
彼女に感謝しつつ、自身をもっと高めるべく、仏のごん爺は頑張ります。
今日の日記はちょっと学術的なことを書こうと思っていたのですが、それはまた後日。
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