○○さんが運ばれたのは、某有名大学病院救急部。
脳外科にまわされたらしく、CTとって、大量服薬の可能性があるからdivのみで帰されたらしい。
をい、、、、、、
ふつー、血液検査とかせえへんか?
しかも、大量服薬の可能性があるかもとかで、点滴だけで、終了だとさ。
先述の通り、彼が内服したのは抗不安薬をたったの4錠。
トリアージも、血液検査もなかったらしい。
ええと、突っ込みどころ満載なのですが、、、、、
最近の救急医療ってそんなもんなんや。
私はかつて、関西の某有名病院に心臓血管外科として勤務しており、救急のスタッフとも仲が良かったのですが、彼らだったら、こんな紋切り的な扱いはしてなかったろうと、とても歯がゆく思えました。
大学病院、皆、権威を感じているようですが、中身たいしたこと無いと、宣伝しているようなものです。
確かに、医療の最先端を担うべく研究に邁進されるのは良いのですが、、、、
ぶっちゃけますが、、、、
博士号(ティーテル)の論文はくだらないものが多すぎる!
私はティーテルを取っていません。そんな時間があるなら、臨床の経験を積んだ方が良いと思ったからです。
博士号なんて全く興味なし。時々、医師との交流の際に、医学博士と擦り込んだ名刺を頂きますが、そのテーマを聞くと、失礼ながら、失笑してしまいます。中にはすばらしいと思うこともあるのですが。
だから、博士号を看板に臨床を行っているのは、その博士号をとる準備中には臨床を捨てているのであり、はたしてそれはどうなの?と思います。患者さんも、博士号を掲げているクリニックを見かけたら、なんのテーマの研究ですか?と聞いてみることをお勧めします。しょうもないテーマ、動物実験だけで無駄な動物の命を奪って、なんの役にも立たない博士がどれだけ多いことか。
私も博士号を上司に打診されたことがあるのですが、あまりのテーマのくだらなさに、無視していたところ、医局から、衛星軌道(すなわち、大学にとって価値無し)に乗せられました。
そんな、つまらん、全く意味のない時間を費やすのなら、その時間を臨床に費やす方がよっぽどましですし、わたしも、臨床第一と考えて医師を選んだので、今後、博士号はとらないことに決めました。
まじで、博士号を自慢しているような医師に出会ったら、テーマを根掘り葉掘り聞いてみることをお勧めします。ただ、がっかりするかもしれませんがね、、
さて、話を戻します。
翌日、○○さんと、わざわざ東北から出てきてくれたお母さんがクリニックに出向いてくれました。
先日の件に関しては、○○さんも、私と話をした記憶もまばらなようです。
しばらく、実家で静養してもらうことにして、その間、内科的疾患、DM、ヘルツ等の検査、余裕があればEEGの検査をしてもらうことをお勧めしました。
彼はしきりに、良くなっていたので私の診察をずっとすっぽかしていた事を気にしていました。
私は、「あなたが良くなっていて、元気だったのだから、それはいいんですよ。抗うつ薬なしで一年元気だったのだからね。それは、あなたの自然回復力があったと思うんだよね。だから、それを申し訳思わなくてもいいよ。ただ、もし、不調だと思ったら、いつでも遠慮しないでクリニックに電話してね。」とお伝えしました。
それにしても、警察、消防、関東のとある大学病院の救急のお粗末さに憂う。
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