毎日新聞の記事を抜粋。
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後発医薬品:切り替え、薬剤師の判断で 中医協で検討
厚生労働省は20日、価格の安い後発医薬品の使用を促進するため、薬剤師の判断で、先発薬と同じ薬効で量や形状が異なる後発薬への切り替えを認めることを厚労相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)に提案した。中医協は実施を検討することで了承した。医師が書いた処方せんに「変更不可」と署名せず、かつ患者が同意すれば医師への再確認はいらなくなる。正式に決定すれば来年4月には実施される。カプセル剤の先発薬を錠剤型後発薬にしたりすることが可能になる。
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普通に読めば、患者さんの負担も減り、良いことですよね。
しかし、薬価をよく調べてみればわかるのですが、後発品は製薬会社によって、薬価が違います。
この薬価の差はなんなのか、疑ってしまいませんか?
薬を作るには基剤が必要であり、同じ成分であれば、基剤の違いが出てくるのは当然ですよね。
又、その薬、どこが、もしくは、どこの国が作っているんでしょうか?
添加物の有無は??
これらのデータを完全に患者さんに公表して、選択できるのなら、それが一番理想かと思います。
ブログやニュースでも良く見かけますが、国によって、食物などに関しても、安全性の差が見られています。
中国産の野菜を敬遠する風潮がかつて出てきたことや、ファーストフードや挽肉の安全性(某国での衛生面での畜産等、牛の糞を食っている等と過激な表現をされていたblogもありましたが、、)について、疑問が出てきたのも記憶に新しい限りです。
また、先日の記事にも書いたのですが、患者さんの薬に対する含み心地も、大事な要素だと思っています。
同じ成分でも、「こっちが効く!」という患者さんは、もしかしたら思い込みかもしれませんが、含み心地や、基剤、そして、何より、自分の体を守る「気」レベルで感じているのかもしれませんしね。
なんにせよ、後発薬のデータを、患者側に、公表して、選択させるのならこのアイディアも良いかもしれません。
我がクリニックでは、あまり、ジェネリックを使っていないのが現状です。なぜなら、基剤も、メーカーも説明にこないからです。そんな薬を責任持って処方できないというのが、うちのクリニックの院長の方針でした。「そんな、何の説明もない訳のわからない薬を出せるか!」と、、、
今や、レストラン等でも、個々の野菜はこの農家が作りました、等明記しているところが増えてきました。そんな中で、薬は不透明というのはいかがなもんでしょうね?
しかし、不況の波は深刻でありますし、少しでも医療費を減らしたいという考えはわかります。
今後、後発品に変えて行くことが主流になるのなら、そして、それが明確なデータを患者さんに提示できるのであれば、とも考えます。
そして、万が一、その後発品の副作用でなにかあった場合、患者の同意があったにせよ、責任を負うのは薬剤師さん達なのですよ?
もう、厚労省、総入れ替えしてくれませんかね。
遠慮無く言わせていただきます。
この、役人風情が!!!!ww
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